取扱石種

大島石・庵治石

大島石・庵治石についての説明や、それらが使われている建造物などについてご紹介しております。どうぞ、ご覧ください。

大島石

日本 愛媛
大島石
大島石の歴史は、1500年代までさかのぼり、500年の歴史を持つ石材。
関西方面、中国地方に絶大な人気があります。

石目が細やかで、青味を含んだ石肌。周囲を圧倒する気品・風格。国産材の中でもトップクラスの硬さと吸水率の低さ。青磁の肌を感じさせる気品から「石の貴婦人」という異名がつけられました。大島石の最大の特徴は、建墓時の状態を永く保ち、決して色褪せしないこと。むしろ時が経つにつれ青味が強く感じられ、一層深みのある石肌を示し、長く美しさを保ちます。古くから墓石として圧倒的な支持を集めてきた実績ある石材で国会議事堂、赤坂離宮、大阪心斎橋などの歴史的建造物にも使われています。

庵治石

日本 香川
庵治石
庵治石は花崗岩の中でも最も高級品とされます。
歴史はとても古く平安時代後期から採掘使用されています。石英と長石を主成分とした少量の黒雲母と角閃石を含む硬い岩石。硬度・吸水率の低さともに世界トップクラスで、変色することも少なく風化に強いです。
最大の特徴は「斑」と呼ばれる、庵治石にしかない模様です。指先で押さえて、湿り気、うるおいを与えたような、美しい斑な模様。または花びらのように見えることから「牡丹」と呼ばれています。なぜこのような「斑」と呼ばれる現象が庵治石だけに発生したかは未だにわかっていませんが、地元に伝わる言い伝えとしては、源平合戦で有名な屋島の桜が吹雪と成り、庵治石を包んで「斑」に姿を変え美しく咲かせていると伝わっています。

庵治石の中にも多くのランクがあり中目→中細目→細目とランク付けされています。それぞれ「斑」があまり現れない部位だったり、「斑」の大きさの違いであったり、ひとつとして同じ模様はありません。

採掘された良い石は一番最初にお墓に使われます。お墓に使えない石は、石灯篭→お地蔵→石垣(埋め立て)というような順番で使われます。
産出量としては年間約30万トン(すべての用途を含む)その中で墓石として使われるのは約3000トンで、約1%しか製品になりません。

庵治石を利用した有名な建造物
・首相官邸
・東京オリンピックの聖火台
・道後温泉

庵治石を利用した墓石
・高橋・大平元首相   ・手塚治
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